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手提げカバンの誕生は紀元前9世紀!?

2015.08.25


手提げカバンのルーツ

手提げカバン(ハンドバッグ)の歴史は紀元前9世紀頃まで遡ります。その頃に現在のイラク北部であったメソポタミア地方で、古代アッシリア帝国の有翼神像が現代のハンドバックの大変にているようなものを持っていたことが始まりだといわれています。

ポシェットの登場

時代は流れ、中世ヨーロッパでは、現代のポシェットによく似たショルダーバッグのような形のバッグが登場しました。「pochette(ポシェット)」とはフランス語でポケットを意味します。ポケットには入りきらないものをスマートに持ち運びたかったということでしょうか。当時のポシェットは「オモニエール」と呼ばれ、付属のひもで腰のベルトに吊るして使用していたそうです。

「おふくろ」の由来とは?

一方、日本では、鎌倉~室町時代にかけて、女性が家の財産を管理するのが一般的でした。貴重品や金銭を袋に入れて管理していたことから、一家の中心となる女性を「お袋様」と呼んだそうで、それが「おふくろ」の語源する説があります。
明治時代になると、洋服の普及とともに手提げタイプの袋が外国から持ち込まれるようになりました。そして明治時代後期になって登場したものが、日本のハンドバッグのプロトタイプともいえる「オペラバッグ(今はあまりこの呼び名は使いませんが)」です。このオペラバッグはその名のとおり観劇用の布製バッグで、当時は「西洋風手提げ袋」と呼ばれていました。現代のような手提げバッグ(ハンドバッグ)が一般的になったのは、大正末期~昭和初期にかけてのことです。