かばん販売一筋目々澤鞄ブログ
鞄の形と名称 1
2017.02.19
鞄に対する基礎的な用語として鞄の形と名称を2回に分けてご紹介いたします。
ここでは主にビジネスシーンや旅行などで使う鞄の種類についてです。
*アタッシュケース*
箱型の形で中に仕切りが付いているビジネスバッグで、アタッシュとはフランス語で「大使または公使の随行員」という意味があります。その中でもマチの狭いものを「エグゼクティブケース」と言い、大型のものを「オーバーナイトケース」と言います。
*ガーメントケース*
内部に付いたハンガーで衣類を収納できます。このケースのおかげで車で衣類運ぶことが出来るようになったので「カーケース」とも呼ばれます。
*ショルダーバッグ*
肩にかけて持つ鞄のことを総称して言います。ビジネス用から旅行用まで用途や大きさは多種多様にあります。
*ダレスバッグ*
側面が山形になっており、上部を口金で留める大容量のビジネス用バッグです。名前の由来は1951年にアメリカのジョン・フォスター・ダレスが来日した際に持っていたのがこのタイプの鞄だったことによるそうです。
*ブリーフケース*
ビジネス用の革製鞄の総称です。イギリスで書類を入れる皮革製鞄のことをブリーフと呼んだことが名前の由来で、素材や開き方は様々なタイプがあります。
*ポートフォリオ*
二つ折りの書類を入れるための鞄で上部と左右がファスナーで開くタイプです。下の一辺を残して大きく開くので「三方開き」や「折り鞄」と言う事もあります。
*ドクターバッグ*
元々は医者が聴診器や注射器、薬品を持ち歩くための診療用鞄を意味します。現在は、その特徴のある形を参考にデザインされた日用鞄が多く見られるようになりました。
*パイロットケース*
上部を重ねて閉じる手提げ鞄です。ビジネス用から小旅行用まで多くの種類があります。別名「フライトケース」とも言い、民間航空機のパイロットが持ち歩いた鞄を商品化したことからこの名前が付きました。
*スーツケース*
代表的な旅行用鞄のひとつです。合成樹脂製のものが大半でスーツという言葉の通り「服入れ」を意味します。
*ボストンバッグ*
小型の小旅行用鞄で、開口部が広く優れた収納力があり、上部が口金やファスナーで開きます。アメリカのボストン大学の学生がよく使っていたことからこの名前がつきました。
*トランク*
長期の旅行などを目的とした超大型の鞄です。銀行の重要書類を運ぶためアルミニウム製などのものもあります。
より使いやすく、使い手に合った物をと追求していった結果、多種多様な鞄が作られました。