目々澤鞄ブログ

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月別ア―カイブ: 9月 2016

TPOに合わせたフォーマルバッグ選び1

2016.09.27

 

フォーマルな場に出席するとき、どんなフォーマルバッグを持っていくべきか迷ったことはありませんか?
冠婚葬祭に欠かせないハンドバッグのエチケットとマナーについて、2回に分けてご紹介していきます。

 

入園・入学式のハンドバッグ

お子様だけでなく、お母様にとっても新生活のスタートとなる入園・入学式。今後お付き合いをしていく方と出会う場でもあるので、華やかで清楚な印象のバッグがぴったりです。
入学・入園式に持っていくメインバッグは、一般的な手提げタイプのフォーマルバッグが適しています。留め金具が付いていても問題ありません。

またスリッパや書類など、メインバッグに入らない荷物を入れるために、シンプルなデザインのサブバッグを用意しておくと便利です。

色はベージュ、アイボリー、薄いピンクなどの淡いカラーがオススメですが、卒業式でも使いたい場合はブラックやネイビーなどの落ち着いた色を選んでもよいでしょう。

注意したいのは、「華やか」と「派手」は意味が違うということです。スパンコールの付いた装飾華美なものや爬虫類革、ブランドロゴの主張が強いバッグなどは、フォーマルな場ではなく普段のお出かけなどに使用するものです。悪目立ちする場合があるので、フォーマルな場での使用は避けた方が無難です。

 

卒園・卒業式のハンドバッグ

卒園・卒業式は、お祝いと同時にそれぞれの進路へと旅立つ別れの場でもあります。
バッグは一般的なマナーとして、入学式同様にフォーマルバッグがオススメです。

色はブラック、ワインといったダークカラーが良いでしょう。特に、黒系のスーツを着ることが多いので、バッグの色もスーツの色と系統を合わせることによって統一感がでてビシッと決まります。落ち着いた雰囲気と上品さを意識するのがいいですね。

卒業式でもサブバッグは重宝します。シンプルなもので、服装に合わせたときに違和感のない色のものを用意しておくとよいでしょう。

もう少しオシャレな服装を楽しみたいときは、インナーの工夫、ネックレス・コサージュ等のアクセサリーで華やかにもできます。

 

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TPOに合わせたフォーマルバッグ選び2

2016.09.27

 

引き続き、TPOに合わせたフォーマルバッグ選びについてです。

今回は冠婚葬祭に欠かせないハンドバッグのエチケットとマナーについてご紹介します。

 

パーティーのハンドバッグ

パーティーはフォーマルなものからカジュアルなものまで幅広くありますが、バッグは光沢のある素材で小さめの物が一般的です。サイズは、ちょっとしたお化粧直しの道具や財布といった貴重品、ハンカチなど必要最低限のものが入る大きさのものになります。

 

◆結婚式・披露宴のハンドバッグ

色や素材はドレス、靴、ストールなどのアイテムとバランスを考えて選ぶ事が大切です。
ドレスの色にバッグを合わせたり、靴とバッグを同じ色合いにしたりすることで綺麗にまとまり、統一感がでます。黒系のドレスの場合はキラキラした素材や、カラフルな色を添えて華やかに演出するのがいいですね。
黒、ピンクベージュやゴールド、明るいグレーなど使い回しがきく色のものを一つ持っておくと便利です。また、フォーマルな場には革素材やシルク素材、サテン素材がふさわしいとされています。

大きさは、必要最低限のものが入る小ぶりな物が適しています。
クラッチタイプはフォーマルな席にぴったりで、持っているだけでスマートに見えます。その中でもチェーンや持ち手のあるタイプは両手が使えて便利ですね。

パーティーバッグに入らない荷物はサブバッグに入れましょう。式場などには多くの荷物を持ち込まないのがマナーのため、最低限の荷物をパーティーバッグに、他の荷物はサブバッグに入れて会場に到着後クロークへ預けるとよいです。

また、大きいバッグ、ファー素材やアニマル柄のバッグはマナー違反になります。ブランドバックの使用はOKですが、派手なロゴが入っていないシンプルなものにするなどの配慮が必要です。

 

お葬式のハンドバッグ

洋服に合わせて、光沢のない黒色のフォーマルバッグを使います。形は腕にかけられるタイプの小さなハンドバッグが一般的です。派手な金具がついたものやエナメル、光沢のある素材は避けましょう。

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マグネットホックにご注意!

2016.09.08

マグネットホックのトラブル

マグネットホックとはその名のとおり磁石の力でくっ付くホックで、マグネットボタンとも呼ばれています。ハンドバッグや財布のかぶせ部分や、鞄のポケット部分などに多く利用されています。留める際に押し込む必要がなく、スマートに開閉ができてとても便利なのですが、実はこのマグネットホックで思わぬトラブルが生じることもあります。
バッグなどのマグネットホック部分にクレジットカードやキャッシュカード、通帳の磁気テープなどが触れると、データが破損して使えなくなる場合があります。トラブルを回避するために、磁気を使用するカード類はマグネットホックから離して収納するようにしましょう。

さまざまな革の持ち味 2

2016.09.01

エキゾチックレザー

牛や馬などの革に対し、爬虫類、鳥類、魚類などの特徴的な模様をもつ革を「エキゾチックレザー」と呼ばれます。独特の雰囲気を醸し出すエキゾチックレザーの特徴について紹介します。 それぞれ特徴的な持ち味があり、カバン、財布小物など製品の趣を楽しむことが出来ます。

– カンガルー革 –

■カンガルーレザー(kangal ) 牛革(カーフスキン)とよく似ており、薄くてしなやかながら強度に優れた素材。高級皮革として扱われます。サッカーや野球のスパイクなど、スポーツシューズとして使用されることもあります。

– 鹿革 –

■ディアスキン(deer) 牝鹿の革。丈夫で柔軟性があり手触りのよい質感で、通気性が良く蒸れにくいのが特徴です。傷が付きやすいので取扱いには注意が必要です。

– 象革 –

■エレファントレザー(elephant) 輸出入の規制が厳しく特に希少価値の高い高級素材。厚みがあり耐久性・耐摩耗性に非常に優れています。独特の大きなシワや模様があり、コシのあるしなやかな質感です。

– 駱駝革 –

■ラクダ革(camel) 希少性が高く、欧州では高級素材として扱われる革。しなやかで厚みがあり、耐久性は牛革の約2倍といわれています。

– ダチョウ革 –

■オーストリッチ(ostrich) ダチョウの胴体の革。柔軟性で厚みがあり、強靭な耐久性を誇ります。羽毛を抜いた後にできる丸い突起(クイルマーク)が特徴ですが、このクイルマークがみられる部分は革の約4割と少なく大変貴重視されています。 ■オーストレッグ(ostrich leg) ダチョウの脚の革。爬虫類のうろこのような独特の模様があります。

– ワニ革 –

■クロコダイル(crocodile) イリエワニ、シャムワニ、ナイルワニ、ニューギニアワニの革。凸凹とした独特のうろこ模様が特徴で、革の王者とも呼ばれるワニ革の中でも最上級とされます。柔らかな質感の腹ワニ、ゴツゴツとしたハードな質感の背ワニと、使用部位によって特徴が異なります。 ■アリゲーター(alligator) アメリカに生息するミシシッピワニの革。クロコダイルと比較すると少々ハリが弱いですが、主にバッグやスーツケースなどの大型製品に使用されています。こちらも高級ワニ革として扱われます。 ■カイマン(caiman) 石ワニとも呼ばれるワニ革。背中と腹のうろこは硬く、脇腹部分が素材として使用されます。クロコダイル、アリゲーターより価値は低いですが、強度があり水や傷に強い性質があります。

– 蛇革 –

■パイソン(python) ニシキヘビの革。個性的な斑紋模様が人気の素材です。連続した美しいダイヤモンド模様の「ダイヤモンドパイソン」、石垣模様の「モラレスパイソン」などがあります。

– トカゲ革 –

■リザード(lizard) リングマークトカゲ、ナイルオオトカゲなどの大型トカゲの革。細かいうろこ模様が特徴で、爬虫類革の中でも人気の高い素材です。

– 鮫革 –

■シャークスキン(shark) サメの革。強度があり耐水性に優れているので、お手入れのしやすい素材です。凸凹した網目状のシボ(しわ)がありざらついた感触ですが、使い込むほどにツヤが出てくるのが特徴です。

– エイ革 –

■スティングレイ(stingray) アカエイの革。シャグリーン、ガルーシャとも呼ばれます。傷に強く耐水性に優れており扱いやすい素材です。ガラスビーズを散りばめたような見た目で、硬くて光沢感があります。「スターマーク」と呼ばれる白い斑点をアクセントにしたデザインが人気です。 ※注釈:小動物の革をスキンといい、大きい動物の革をハイドといいます。ハイドは大判サイズで厚手で重いです。